※この記事は2019年12月に投稿したコラムです。2022年6月4日に訂正・テコ入れをしております。
どうも、りんこと吉田光です。
先日イベント休止宣言しまして、あれから「お疲れ様でした」というお声をいくつかいただきました。
本当にありがたい限りです。やってきた甲斐があったなと思います。
※2022年現在、イベントはゴリゴリやっております。
さてさて、イベント企画は休止しますが、ブログは書いていこうかなと思います。
HSPのイベントをやってきて思うことは割とたくさんあるので。
HSP打ち明ける問題
今回は、自身がHSPであることを他人に打ち明けるかどうかについてです。
実はこれ、それなりに議論される問題です。
本やネットを通じて「あっ、私HSPなんだ!」と気が付いた後に待ち受けるのは、「これからどうすればいいんだろう…」という疑念です。
HSPという言葉は時流に従って非常に広まっておりますが、さすがにまだ日が浅いジャンルになるので、自助会などのイベントの数も発達障害などのソレと比べると非常に数が少ない状況にあります。
なので自身の感覚について話したくても、周囲の人には話しづらいHSPの方は非常に多いです。
長くHSP交流会を開催していきましたが、やはり「周囲に話しづらい」という人が多かった印象が強いです。
積極的に打ち明けていった吉田
さて吉田はというと、HSPだと自覚したその後すぐに家族にHSPであることを打ち明けました。
まぁ打ち明けるも何も、そもそも私は自分がHSPであることに一切の罪悪感を感じてませんでした。
なので「打ち明ける」というか、なんか「長年の人生の答えをさらす」というような感じで「俺HSPやったわ」と家族LINEに流してました。
そしてイルセの「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」の画像を送り付け、「これは俺の教科書だから読め」という旨のLINEを送りました。そしたら全員読んでくれました。
自慢じゃないのですが、私の家族はそういうことに寛容で、私も家族から深く愛されていることを自覚していたので、そういうことを言うのに躊躇がなかったというのもあります。別に自慢じゃないですよ。
要はこの人はこういうことを言っても大丈夫だろうなと確信している人に話しただけです。
お芝居をやっていると本当にいろんな人が周囲にできてきます。
こういうことを話しても別に「そうなんだ」で済むことが多いです。更に興味を沸かして色々と聞いてくる人もいます。
そして話していくと「俺もそうかもしれない…」という話になったりするのも珍しいことではありませんでした。
基本的に人を選ぶ吉田
さてこういうことを書いていくと「じゃあ吉田は会う人全員にHSPであることを話しているんだ…」と思われるかもしれませんが、別にそういうことじゃありません(笑)
まず根本的な話ですが、私はかなり人を選ぶタイプの人間です。
会った瞬間に「この人は自分に合うかどうか」を判断します。
これを人間センサーと呼んでいますが、割とこの人間センサーは嘘をつかないもんで、私はかなりこいつを信用しています。
はっきり言うと、私は合わない人とはとことん合わないです(笑)
いやほんとに、喧嘩が起こるレベルで会わない人も存在するので、そういう人とは自然と距離を取ります。
それは自分のためにというのもありますが、相手のためでもあるのです。HSPであろうとなかろうと、考え方が合わない人というのは存在します。それはしょうがないことです。世界がもし100人の村だったら、私は100人のうち2人だけ友達ができれば満足です。
ただ、どうしてもこの人と付き合わなきゃいけないのであれば、私もペルソナを作ります。流石に社会性をかなぐり捨てて生きていられるほどに、器用じゃないつもりです。
とはいえ、無理しない範囲で作ります。
具体的に言うとペルソナをはいで自分らしくいられる環境と時間をきちんと用意します。
私がお芝居をやっているのはそういう意味でもあります。お芝居は私にとって、自分らしくいられる時間です。大袈裟に言うと、私は芝居をしていかないと生きていけません(笑)
話を戻すと、話が合わない人と自分の深い部分の話をわざわざするのかと言われたら、まぁしないですよね(笑)
前述しましたが、私は「こういう話をちゃんと聞いて理解を示そうとしてくれる人」に対してHSPの話をします。そうじゃなさそうならしません。そもそもHSPについて理解してもらうように説明するのって難しいし、何より面倒ですからね。
周囲にそういう人がいない場合
とはいえ、世の中では「そんな人いねえ…!!」となる人も少なくないでしょう。じゃなきゃHSP交流会にあんなに人集まらないだろうし…。
うちのイベントは最初に自己紹介の時間を設けているんですが、自己紹介の中で「周りにHSPの人がいないので、このイベントに来ました」という方が非常に多いです。
そんな人はどうすればいいかというと、単純に考えて「話を聞いてくれる人を周りに増やすこと」ですよね。
一応TwitterなどのSNSで発信したり共感を求めたりしている方もいらっしゃいます。SNSの本来の使い方ですね。ネットで自分と近しい人とコンタクトをとる。まぁ清濁がごった煮になっているので、当然注意が必要ですが。
ちなみにInstagramではスピリチュアル系の方の発信をよく見かけます(もちろんそうじゃない方もいらっしゃいますが)。私はスピリチュアルの存在を否定しませんが、HSPと関連があるかどうかと聞かれたら、ないんじゃないかと思っております(あくまで一意見です)。
そんな中です、私がお勧めするHSP関連のアカウントを紹介します。
①武田友紀さん(@sensainomori)
「繊細さんの本」の著者で知られるHSP専門のカウンセラーの方です。
この本は武田さんがHSPの方とカウンセリングした中で具体的にアドバイスして効果的だったものが収録されており、なおかつ物凄くわかりやすく述べられています。是非読んでみてください。
吉田とはAbemaTVで共演してから超絶お世話になっております。
普段の気づきに関する記事投稿やイベントの告知などをやってらしてるので、フォローして損はないと思います。
ちなみに、たまにオンラインイベントを開催したりしています。誰かとコラボすることが多いですが、コラボする方もすごい方です。そこも含めて情報収集するのはありなんじゃないでしょうかね。
②みさきじゅりさん(@HSP_worklife)
日本人初、エレイン・アーロン博士認定HSP専門家でキャリアコンサルタントをされています。エレイン・アーロン博士とは「敏感な人」を「HSP」と名付けた人です。その人からの認定をうけるというドすごいお方です。
YouTubeにも積極的に動画を発信しております。この方も武田さんと同様に、HSPの方と1対1でお話しした上で発信されている方なので、発信の仕方が具体的です。キャリア的な相談をされている方なので、仕事について悩んでいる方は覗いてみてはどうでしょうか?
③おがたちえさん(@ogachinpa)
HSPの漫画家さんです。台湾関連の漫画だったり汚部屋掃除の漫画だったりと、幅広いジャンルで描かれている方ですが、「HSPあるある」という四コマ漫画も描かれています。
これがTwitterとNoteで公開しているのですが結構な反響を呼んでおりまして、先日書籍化が決定したようです。おめでとうございます!!
因みに私、お会いしたことがあります(笑)
頂いたお紅茶、楽しませていただいてますぜ。その節はありがとうございました。
④ぽん乃助3.0@HSP働き方戦略ブロガー(@suke_of_pon)
「HSP働き方戦略室」というブログを運営されているブロガーさんです。この方のブログが物凄くわかりやすく、なおかつすごく説得力があります。もうね、こんな文章書けねえわ。
世に回っているHSPの情報とは違う切り口で意見を発信されている方で、吉田と非常に意見・考えが近いです。もっと広まってほしいなと切に思っています。
特に「【HSP対談vol.10】非HSPからHSPはどう思われている?」は目から鱗が落ちるレベルで衝撃的でした。
とにかく自分のことについて、Webでもべしゃりでも表現でもいいから発信していくことが大事かなと思います。そしたらそれに共感する方が出てくるのではないかと。100%出てくる可能性はないですけど、やらなかったら0%です。
ブログなどを作って自分の感覚を残していくのもありでしょう。このサイトのようにね。
もちろん、こういうことに関してお金をかけなきゃいけない、というわけではありません。かけたければかけてもいいとも思いますが。金かけるかどうかは好みだったり、今後の展望をどこまで見据えてるかでご判断いただければと思います。
そういう人が集まるイベントに参加してみる
他にもHSPを打ち明けられそうな人が集まるイベントに参加してみるのもいいでしょう。
HSPのイベントでもそうですが、例えば自然を愛でてそうなイベントに参加したり、美術館で芸術鑑賞するイベントなど、小規模な物であればたくさんあると思いますので、自分の好みで検索してみるといいでしょう。
もちろん、実際に合うとなるとWebで発信する以上にリスクがあります。そこらへんのリスクマネジメントもしっかりしておきましょう。
・断るべきことはきちんと断る
・関わり合いの度合いを自分でしっかりと線引きする
などのことは最低限して下さい。
HSPの交流会は、実はそこそこでやられていますので、検索してみてください。
自分をさらすのは怖いけど楽しい
自分について話すことで恐怖を感じる人もいらっしゃるでしょう。
ですが大丈夫です。正確に言うと、そういうことをしゃべっても大丈夫な人もいます。
大事なのは勇気を持つことです。そして万が一失敗しても大丈夫なように予防線を張るのも大事です。
勇気!
それではまたお会いしましょう!