どうも、吉田光です。
さて、敏感な人であるHSPの大きな特徴の一つとして、「情報の吸収量が人よりも多い」というものがあります。
これがHSPの最大の武器であり、最大の弱点ともいえるでしょう。
HSPのこの吸収量の多さの長所の一つに「よく物事に気づく」というのがあります。
良くも
例えば、これは私が実際にお話ししたHSPの男性の体験です。
その方はスーパーでアルバイトをしていますが、商品棚をパッと見ただけで「あ、補充しなきゃ」というのが瞬時に分かるそうです。
商品が潤沢にある状態を感覚として体が記憶しているのです。よって、少しでも差異があると体に違和感が走ります。「おや、なんか変だな」と。
確認したところ商品の補充をしなくちゃいけない箇所がいくつかあったそうです。
私も今の職場の社長から「なるほど、よく気づいたね」と驚かれたことが何度かあります。
因みにこういう「気付く」ことを褒められるとHSPは嬉しく感じます。
なぜなら、自分の繊細さ、敏感さが他人に貢献できることを実感できるからです。
そう、HSPは「良くも悪く」も気づくんです。
悪くも
ここでいう「悪くも」という表現はちょっと意地悪な表現です。実際、こういう気付きは悪いことではないんです。ないんですが、こういう風に気づいてしまうことはHSPを縛ってしまうので、HSPからすれば迷惑な話でもあるのです。
私の身近な例であげると、私が小学生の時。地元には近くに大きな映画館があったので、家族で映画を観に行くことが多くありました。
「ディープ・ブルー」という映画を見に行った時の話ですが、「ディープ・ブルー」は自然の雄大さを描いた作品で、人間ではなく始終動物と自然だけ描く映画でした。私はその映像にただただ圧倒され、いつの間にか眠りこけてしまいました。映画が与える影響が自分の体力を消費していったのです。
それ以外にも、映画を見るとやたらと私だけ疲れる、なんてことも多くなり、首をかしげていました。「体力無いな」と言われることもしばしば。
例えば私の個人的な感覚としてあげられるのは周囲の人の機微にも多大に影響を受けます。
「○○さんがイラついている」だとか「●●さんが悲しんでる」とか、これを視覚だけでなく五感すべてで感じてしまいます。因みに私は声からやってきた情報で触覚に影響されるので、イラついている声を聴くと体に緊張が走り心がざわつきます。
「いや、別に悪いことではないじゃない」とお思いのあなた。うーん確かにその通り。確かにそれ自体は悪いことではないんです。
ないんですけれども、大半のHSPがそういう襲ってくる感覚の波にうまく乗りきれないのです。なぜなら襲ってくる感覚があまりにも巨大な津波として襲ってくるので、それに溺れてしまうのです。25歳の私は、ようやくこのビッグウェーブに乗る技術を、身につけ始めた感じです。
そして、私はそういうイラついていたり悲しんでいる人に対して、どうしてあげたらいいのかも浮かんだりします(うん、さりげなくこの自画自賛してる感じよ)。でも、中々それを実行に移せなかったりします。
「自分はこうしてあげた方がいいと思うんだけど、この人はどうかなぁ…」と思って二の足を踏んでしまう。これはHSPあるあるだと思います。なぜなら、自分がやることで余計相手を悲しませたり逆上させたりすることを恐れるからです。でも、「あぁしたほうがいいんじゃないかなぁ…」ってモヤモヤしながら相手の影響を受けることになります。いやーしんどい。
結果的に、自分のバケツにすぐ水が溜まってしまうので、水を適度に吐き出したり浄化剤を入れて中の水を整えたりするタイミングを掴むのが難しくなり、自分のコンディションを整えるのがすこし下手くそになってしまったのが私です。
というわけで、HSPは相手の懐に入り込んだり、相手の心に影響を与えたりすることに抵抗感を感じたりします。なので、結果的に人と距離をとるようになったり、友達を選んだり、人と話してもドギマギしっぱなしで他の人よりも緊張したりする訳です。
ただまぁ、私は役者という、人に影響与えてなんぼの領域で戦ってるので、このHSPの特徴と向き合ってます。
HSPに言いたいのは「優しい人もいるぜ」ってこと
私は「役者になりたい!」と思って、この感覚と向き合ってきた結果、割と人と話すことも大丈夫になってきました。なんで、役者になりたいと思って、それに向かって努力してきて良かったなぁと思ってます。
役者になるとなった時に、嫌でもいろんな人と出会い、いろんな人とお芝居することで、自然と作品や相手のことや自分のことなどなど考えてきて、そしたら意外と人間って怖くないんだなって思えるようになりました。
いやーそれに気づいたらもーっと人前に出たくなっちゃって笑
人と話したくてたまんなくなっちゃって笑
だからネットラジオしたり役者やりてえとか言っちゃうんですよね笑
あ、でもあれですよ?「HSPは役者やれ」なんて横暴なことは言わないですよ?笑
ただ、人前には出ていいんです。人の影響を受けて疲れたらちょっと外出て一服すればいいんです。そして、「自分はこんな感覚を持っている」ということをさらけ出してほしい。
断言しましょう。絶対に受け入れてくれる人がいます。10人中10人とはならないですが、その感覚に対して寄り添ってくれる人がいます。それを見つけるんです。
最後に
このブログはこんな感じのことを書き綴っていきます!!
「私はこんな感覚があるよ!」とか
「こんなことで辛い」だとか、
生きづらさや共有したいことがあったらお問い合わせください!
あーやばい、まだ問い合わせフォームがねぇ!
近日中に作ります!!