HSPとは、Highly Sencetive Personの略で、「とても繊細な人」を意味します。
特徴としては、
- 同じ刺激を受けてもほかの人よりも強く反応する
- ちょっとしたことでもすぐ動揺してしまう
- 「神経質」「引っ込み思案」「臆病」「弱虫」といったレッテルを張られがち
というような人です。
誤解しないでいただきたいのが、HSPが発達障害や病気だとかはないということです。
高等動物の20%は「とても敏感」に生まれついている、と言われています。
様々な心理学者の調査で、5人に1人、4人に1人がHSPの特徴である「内向的」であり、その内向性はHSPのそれと類似していることが判明しております。
要は30人のクラスのうち6人はHSPであるということです。
つまり、HSPはヤバい人の総称ではなく、珍しい人間というわけではないのでご安心を。実はそこら辺にいます。これを書いている吉田もHSPです。
ただ、この「敏感さ」というものはある種の人々にはマイナスイメージを与えることがあります。
このHSPという言葉自体はアメリカの心理療法士エレイン・N・アーロン博士が提唱したものですが(ちなみに彼女自身もHSPです)、彼女がHSPの本を出版する際に、もしかしたらHSPということにたいしてひどいコメントをよせられるかもしれないと不安に駆られていたそうです。
さて、ここまでが調べればなんとなく出てくるHSPの基本知識です。
これをご覧いただいた方でHSPにご興味がある方は是非とも、以下の本を読んでみてください。
※本の画像はすべてamazonから引用しています
ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。
- 作者:エレイン・N・アーロン (著), 冨田 香里 (翻訳)
- 出版社:SBクリエイティブ (2008/3/18)
- 発売日 : 2008/3/18
すべてはここから始まった。
HSPの提唱者エレイン博士の著書「The Highly Sensitive Person」の日本語訳した本です。
学術的な物言いが多いので少々読みにくいかもしれませんが、体験談も多く盛り込まれているのでためになることは非常に多いです。
鈍感な世界に生きる 敏感な人たち
- 作者:イルセ・サン(著), 枇谷玲子(訳)
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日:2016/10/22
吉田がHSPという言葉と出会うきっかけになった本。これがなければこの「HSP Diary」もなかったと思うと感慨深いものがあります。
これはかなり優しく読みやすく、自身の生きづらさに悩んでいる人にぶっ刺さる本となっています。実際私はぶっ刺さりました。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
- 作者:武田友紀(著)
- 出版社:飛鳥新社
- 発売日:2018/7/25
日本で一番売れているHSPの本です。
著者の武田由紀先生は今まで何百人ものHSPのカウンセリングを行っており、この本は実際に効果があった具体的なアドバイスがたくさん詰まっているので、最も日本人のHSPの方に適した本であるといえるでしょう。
いまだに吉田は、なぜ彼女と出会えたのか不思議でなりません。
もしかするとHSPかも、と思った方は本やこのサイトの記事を読んでみると共感することがあると思います。
是非とも。自己診断テストをやってみてください。
因みに、「ほかの人から見ると活発な方なんだけど敏感だったり繊細だったりすることがある」という人はHSS(High Sensation Seeking=刺激追求型)なのかもしれません。
この自己診断テストもありますので、併せて活用してください。