自身がHSPと自覚するだけで世界は開ける

どうも、吉田光です。
いかがお過ごしでしょうか。近頃あたたかくなったり涼しくなったりして寒暖差がある気候ですね。
因みに寒暖差というのは意外と精神的に影響を与えるものです。『うつヌケ ~うつトンネルを抜けた人たち~』で話題になりました田中圭一氏は季節の移り変わりで気持ちが落ち込みやすくなるというお話をしています。

さてさて、ちょっとした豆知識も披露しながら、今回は自覚することの大切さをお話ししたいと思います。

自分の忌み嫌っている部分

NARUTOのうずまきナルト然り、ダイの大冒険のダイ然り、いろんな漫画で描かれているのが、どれだけ自分が忌み嫌っている力でもそれは紛れもなく自分の力であり、いつかそれと向き合わなければならない時がくる、ということです。

私の話をすると、自分のHSPの感覚である「影響を受けやすい」「情報の吸収量が人より多い」という特性に25年間苦しんできました。

とにかくいろんなところで影響を受けます。オーケストラを聞きに行くと、音とともに弾いている人の感覚も吸収してしまうため、すぐに疲れて寝てします。なのでオーケストラを最後まで聞けた試しがありません。

学校のクラスになると、周りとは違うところに興味を持ったり、気になったりするので、周りと話が合わなかったり理解されなかったりしたりすることがよくあり、いじめに発展したケースも少なくありませんでした。中学高校の時によく言われたのは「空気読めない」です。正直、今でもこの言葉は怖いですね。これを書いている今の自分は胸がキューっとなっています。いろいろと蘇ります。

私は演劇と出会ったのもある意味では必然だったと思っています。そうじゃなかったら多分、もっと引きこもっていたでしょう。「自分はこうなんだ!」って人前で言えることの楽しさを知る機会がなかったらと思うと、ゾッとします。

演劇と出会ってだいぶ救われましたが、演劇を通じて自分と向き合っていると、
・猛烈にムカついて何か蹴り飛ばしたくなったりする(実行には移さないですけど)
・悲しくてしょうがなくなって胸に大きい石ができた感覚に陥る
・楽しすぎて周りを脅かせてしまうぐらい大声をだしてしまう
という感覚に見舞われていました。
私はどうやら、人よりも大きいエネルギーで過ごしていたようです。
自分では全く当たり前に普通に過ごしているのですが、他は違うようです。

そしてこういう特性を、周囲は受け入れてくれたかというと受け入れてくれる人は勿論いました。
ただ、驚かせてしまったり、怖がらせてしまったり、うっとうしがられてしまったりすることが多かったです。
それでも受け入れてくれたり笑いかけてくれたり気にかけたりする人はいましたし、います。
大切な人たちです。

でも、「どうして、こう不器用なんだろうか」といつも悩んでいました。
もっといろんな人と仲良くなりたいのに、そうなれない自分が嫌でしょうがなかったんです。

もしかしたら、自分はヤバい人なのかもしれない。
今に自分のこの感覚が暴走して、取り返しのつかないことをしでかすかもしれない。
誰かを知らないうちに傷つけてしまうかもしれない。

という不安にさいなまれるようになりました。

そんな時、HSPと出会ったのです。

「あっ、自分のこの感覚はHSPだからなのか」

イルセ=サンの本に書かれていたのはまさしく私のことでした。目次を見たとき、自分と当てはまりすぎて笑ってしまいました

たくさん悩んだからこそ、私はすんなり受け入れられたのです。

HSPと出会って救われたと思った点は、「自分はヤバい人ではない」と思えたことです。
なんせ、5人に1人はHSPなんです。10000人のうちに2000人は自分と同じような人間であるという事実は、私にとって救いでした。
おんなじ悩み(全く同じ悩みではないとは思いますが…)を抱えている人が自分以外にもいるという可能性だけで救われたのです。

自分はヤバい人ではない。HSPなだけなんだ。
HSPというカテゴライズは、自分意外にも仲間がいるという証明でもありました。これがうれしかったのです。
ちょっとしたコミュニティに入った気分です。
HSPはみんな仲間なんだ、みたいな(笑)

同じことを考えている・感じている人がいた。住んでるところも違えば話したこともない。でも、同じことを悩んでいる人がいるんだ。

「HSPという特性を理解したうえでこれからのことを考えていこう」と前向きに考えられるようになりました。
そう思えたら、一気に世界が開けたんです。

「あっ、俺もっといろんなことができるわ」と、今まで漠然としていた自信に根拠が生まれたのです。
自分の中で勝手に構築されていた心象風景、自分の世界、自分の哲学は紛れもなく社会貢献ができて、なやんでいるひとを助けることができると確信が生まれました。

セクシャルマイノリティーで悩んできたが自覚することで救われた、という話をセクシャルマイノリティーの友人から聞いてきましたが、感覚的には近いと思います。因みに私の周りはそういう人が多くいるのですが、悩んでる人はあんまりいないですね。自分がそういう人であると自覚している人が大半なので、前向きに自分をとらえて前向きに生きている人が多いです。
だってもうしょうがないんですもん、そういう人なんだから。

自覚した後にした行動

まずは家族に「イルセの本を読め。そこには俺のことが書かれている」とLINEを送りました。なんでこんなことをしたかというと、とにかくHSPのことを知ってほしかったのです。HSPを知ってもらうことは自分を知ってもらうことと同義だからです。
そしたら、ありがたいことにうちの家族はすぐに本を手に入れて読んでくれました。

他人に自信がHSPであることを打ち明けるのは抵抗があるという方もいらっしゃるかと思いますが、こう思っていただきたいです。
HSPというのはヤバい人の証明ではありません
社会的にダメ、ということではないんです。

感受性が豊かで想像力に富み、創造力があるので、普通の人とは違う形で社会貢献ができる人、だと思ってください。
私はHSPというのはものすごいポテンシャルを秘めていると思っています。問題はHSPは自己肯定感が低いので、それに気づかなかったりポテンシャルを発揮するのをためらったりするのが多いという事実です…。

なので、私は積極的に打ち明けることをお勧めします。
そしてHSPという特性をきちんと理解をしておいた方がよいでしょう。自分の言葉で説明出来るようになった方がいいと思います。
本を読んだり、このサイトを読むでもよいでしょう。
HSPを肯定することは自分を肯定することにつながります。

私はHSPと出会い、自覚し、三か月後にはこのサイトを作って今いました(笑)
このサイト運営は自分のためでもあり、HSPで悩んでいるあなたのためにしていることです。

悩みがあったら、聞きますぜ!

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